海外の携帯電話の基礎知識

 海外の携帯電話
 SIM Lock
 日本の通信事業者の海外利用
 

海外の携帯電話

 日本の携帯電話は海外では使えません。
 各国で使われる携帯電話は大きく分けると以下のものがあります。

GSM方式 GSM900 欧州、アジアなど北米を除くほとんどのGSM採用国でサービス
GSM1800 ドイツ、イギリス、フランス、香港、シンガポール、台湾などでサービス
GSM1900 北米、ハワイのみでサービス
CDMA方式 北米、日本、韓国など
TDMA方式 北米など
W-CDMA 次世代通信方式、日本を含む世界中で利用できるようになる予定
Ricochet 北米の一部都市
衛星電話 インマルサッ 世界中
PDC方式 日本のみ

GSM携帯は世界的な規模でのローミングが行われています。また、個人情報は携帯そのものではなくSIM(Subscriber Identity Module)カードと呼ばれるカードにより管理されています。そのため、カードを差し替えるだけで、同じ携帯を異なる電話番号の携帯として利用することも可能です。プリペイド式SIMと言うのもあり、GSM携帯本体だけ持っていって、その国でプリペイドSIMを購入するという使い方もできます。
 なお、次世代携帯電話では、SIMを拡張したUSIMというカードが使われます。形状はSIMと同じで、基本的にはSIMと互換性があります。

SIM

SIM Lock

 GSM携帯電話はSIMを交換することにより、1つのGSM機を複数のネットワークで使うことが出来ます。しかし、中にはSIM Lockといって特定の通信事業者(あるいは国、ネットワークの場合もあり)のSIMでしか使用できないようにしている場合があります。特に安い値段で売られている物にはそのような制限が加えられているものが多いです。これは、日本と同じで各通信事業者が本体は安く売って、利用料で元を取ろうとしているからです。1つの通信事業者のSIMしか使わないのでしたら良いですが、複数の通信事業者のSIMを使おうとする場合は注意が必要です。


日本のオペレータの海外利用

 日本の通信事業者も海外でローミング利用できるようになって来ました。特に世界中でローミングサービスを展開しているのは、J-Phone(Vodafone)のVodafone Global StandardとDoCoMoのFOMA World Wingです。日本在住者で時々海外に出かかけるような人にはもっとも便利です。利用するにはJ-Phone(Vodafone)やDoCoMoとの契約のほか、海外対応の携帯電話が必要です。


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