データ通信に必要なもの


 データ通信をするためには、以下のものが必要です。


パソコン
パソコンはどんなのでもかまいませんが、携帯との接続方法と密接に関係してきます。USB、シリアル、カードスロットなど、周辺機器への接続方法が多くあればあるほど、携帯電話の選択の幅が広がります。PDAやWindowsCE、Palmでも赤外線やBluetooth、ケーブル接続で利用が可能です。


データ通信対応の携帯電話
携帯電話には、データ通信をサポートしているものとサポートしていないものがあります。最近の携帯電話はほとんどサポートしていますが、NOKIAの安いモデルなど一部サポートしていないものがあります。サポートしているかどうかは、以下で調べてください。
http://www.aitech.ac.jp/~furuhasi/gmpc/phone.html


データ通信対応のSIM
SIMにはデータ通信対応のSIMと対応していないSIMがあります。データ通信対応のSIMを準備するには、以下の方法があります。

  1. 現地でポストペイドSIMを契約する
    現在はほとんどのキャリアはデータ通信に対応しています。ただし、データ通信はオプションの場合も多いので、確認して契約してください。もっとも、この方法は現地長期滞在者でないと無理でしょう。長期滞在者にはこれをお勧めします。
     
  2. 日本でポストペイドSIMを契約する
    日本国内でもGSM携帯用のポストペイドSIMの契約が可能です。ドイツテレコムの日本支店?が、契約の代行を行っています。ローミング先でのデータ通信もできます。ただし、通話料などに多少手数料が上乗せされます。日本在住で、世界各国を飛び回っている人にお勧めです。
    ドイツテレコム
    http://www.telekom.co.jp/
     
  3. プリペイドSIMを使う
    コスト的には、旅行者にはこれが一番安いです。1つの国に頻繁に行く人にお勧めです。ただし、プリペイドSIMはデータ通信非対応のものも多いので、注意してください。データ通信対応のSIMは以下でも確認できます。
    http://www.aitech.ac.jp/~furuhasi/gmpc/database/index.html
    多くの場合、ローミング中のデータ通信はプリペイドSIMではサポートされていません。これは、プリペイドSIMはローミング中はコールバックになるためです。SwisscomなどのプリペイドSIMはデータ通信は非対応です。
     
  4. ポストペイドSIMのレンタルをする
    携帯電話本体ごとのレンタルをしている会社は多いですが、通常そのSIMを取り出して自分の携帯電話に入れることはできないようになっています。しかし、セルマークワンではオーストラリアのTelstra社のポストペイドSIMだけのレンタルを行っています。このSIMはデータ通信対応で、ローミング先でもデータ通信をサポートしています。ローミング先でも国内通話は国際通話より安く設定されているため、本体ごとのレンタルより安いです。年に数回海外へ出かける人にお勧めです。
    セルマークワン
    http://www.cmone.co.jp/
    注:現在は以下に移転しています
    静岡県伊東市八幡野1110-10 12-17
    Tel 0557-55-2277
    Fax 0557-55-2278

パソコンと携帯電話をつなぐケーブル

これが一番の問題です。GSM携帯電話を日本国内で販売している店は多いですが、ケーブルを扱っているところがなかなかありません。日本で購入するとすると、個人輸入するか、輸入代行業者から買うことになります。
個人輸入については以下を御覧ください。
http://www.aitech.ac.jp/~furuhasi/gmpc/data/kiki.html

また、国内の輸入代行業者を使うのでしたら、デジタル2002でオーダーを受けてくれるようです。

デジタル2002
http://www.sudo.com/


海外で購入する場合は、携帯電話といっしょに購入してください。ケーブルはあまり取り扱っていないことも多いので、ケーブルを購入できる携帯電話ということで本体を選ぶと良いでしょう。なお、ショップによってはケーブルをまったく扱っていないところもあります。

厄介なケーブルの問題を回避する方法もあります。それは、赤外線やBluetoothを使う方法です。これらをサポートする携帯電話は限られますが、最初からデータ通信を念頭において、これらをサポートする携帯電話を購入すると良いでしょう。PDAなどでは、赤外線接続が簡単です。
最近のノートパソコンの場合は、赤外線ポートがついていませんが、USBやカードスロットにつける赤外線装置は日本で簡単に手に入ります。また、今後はBluetoothがもっとも便利な方法でしょう。まだ、Bluetoothをサポートする携帯電話は少ないですが、2002年よりBluetooth搭載機種が大量に発売されます。BluetoothもUSBやカードスロットにつけるタイプが日本で簡単に手に入りますし、中にはBluettothを内蔵するノートパソコンもあります。多少設定が難しいですが、今後一押しの方法です。

赤外線や、Bluetoothをサポートする携帯電話は、以下で確認できます。
http://www.aitech.ac.jp/~furuhasi/gmpc/phone.html


以上、自分の携帯電話でデータ通信する方法ですが、データ通信対応の携帯電話とSIMのセットでのレンタルもたくさんあります。海外旅行者が一番簡単にデータ通信する方法は、このレンタルをすることです。
長期滞在者の場合は、現地のショップに行って、パソコンでデータ通信するのに必要なものを一式欲しいと言って買うのが一番安上がりです。ただし、海外ではまだまだ携帯でのデータ通信は一般的ではなく、店員もわからなかったり、周辺機器が店では買えないいことも多いというのが現状です。
いずれにしても、データ通信は一筋縄ではいかないということです。公衆電話回線が使えない場合の最終手段と考えてください。ということで、Good Luck。

皆様からの体験談などお待ちしてます。掲示板にお願いします。


[トップページ]