建築環境学専攻
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八木 明彦
やぎ あきひこ
 
 

学歴
名古屋工業大学工業教員養成所卒(昭42)
名古屋工業大学第2部卒(昭47)

学位
博士(理学)

所属学会  
日本陸水学会、日本水環境学会、日本応用生態工学学会、SIL(国際理論応用陸水学会)など

研究概要
陸水学の微生物生態研究。研究の場を河川・湖沼・閉鎖水域(湾や干潟)を、化学・物理・生物・微生物などの学問領域の立場から調査研究を行ない、また、河川・湖沼・干潟の環境問題について基礎的研究分野から調査研究を行っている。

著書(共著)
「愛知海上の森自然誌 水質・プランクトン」、愛知県海上の森センター、2007

論文(共著)
生ゴミ堆肥化処理による塵埃処理、水処理技術、2004
Vertical migration and horizontal distributions of Chaoborus larvae in Lake Fukami-ike, The Korean Journal of Limnology. 2005
藤前干潟における地球温室効果ガスの発生―メタン生成とその挙動―、水処理技術.2005
水域における地球温室効果ガスメタン、水処理技術
2006
Manganese Oxidizing Bacteria and Particle Manganese in Lake Fukami-ike, Verh. Inernat. Verein. Limnol., 2006
Changes in Nitrous oxide, DOC and Methane in the interstitial water of Fujimae Tidal-Flat, Verh. Inernat. Verein. Limnol. 2006
Seasonal and diel changes of inorganic nitrogen and nitrous oxide in Lake Fukami-ike, The Proceeding of the second Korea and Japan joint limnology symposium, in Proceedings of the Second Japan-Korea Symposium on Limnology, 24-29, The Japanese Society of Limnology (2006)
女子学生の料理レベルから見た食事形態と食生活状況との関連・日本食生活学会誌・2006

報告書(共著)
周辺海域における底質・生生動物を中心とした水域環境変化に関する研究、日本自然保護協会報告書第13号、p203、Nov. 2004


自然環境問題を持続可能な開発の立場から、その解決を「水」をテーマとした湖沼・干潟・ダム湖などの場を対象として、物質の動き、特に溶存態と懸濁態物質がどのように存在するかを明らかにするために研究する。水質汚濁や富栄養化は自然界のリサイクルがうまく働かなくなってしまった結果生じているのです。自然界では水中の化学物質は微生物が関与し化学変化を起こす。例えば、窒素における水中での浄化は硝化・脱窒反応は微生物が関与し、これをうまく利用すれば水の高度処理がより確実になるのです。一方、マンガンや鉄は酸化還元状態により溶解したり懸濁するがこれも微生物の関与です。これらの物質は湖沼では酸素を底泥に運ぶ重要な役割をし、血液と同様な働きをするのです。このような立場から物質循環を研究します。
環境問題の基礎的な微生物過程を通して、
1)微生物・動物プランクトンなどの助けを借りて
  の水の浄化、
2)下水道の高度処理への応用、
3)都市化により、年々汚濁する池・
  干潟の浄化へのアプローチ、
4)水域の富栄養化の実態とその対策、
  等を調査研究し、社会に貢献する。
室内での化学実験を主体とした、実験培養もさることながら、野外での調査活動が多いので、「自然を愛せる学生」で、かつ、「なぜこのような現象が生じるのか?」と疑問を問いかけ、何とか「明らかにしてみたい」と思う、失敗を恐れない学生の集合体であってほしい。環境問題を見つめるには、寒い日も、暑い日も、夜も、昼も、観測をする忍耐者のみが成功する。

17年度より赴任してきた新米教員です。都市環境学科の新人教員ですから、新しい研究室の中身をこれから築き、教育研究に専念するつもりです。建築環境学専攻の一教員として、環境問題を自然環境の立場からテーマを求めて出発するつもりです。

今、地球環境問題の影響は実に様々な形で、私たちの周りにおよび、これを解決するために莫大な投資が行われつつあります。そんな中で、湖沼・干潟・河川を対象とした水質汚濁は身近な環境問題として注目されています。解決には基礎と応用的研究が共に必ず必要です。少しでも、自然・環境・水の問題に興味有る学生は、より深く目を向けてみませんか。共に、解決への糸口をさぐりませんか。若い頭脳を環境に向けてください。世界的には水は不足しているのが現状です。豊かだった日本の水も処理せずには飲めず、うまい水を求めて「ペットボトルの水」が溢れています。未来の豊かな生活のよりどころとして、自然界の水循環に興味を感じませんか。水を通して「環境問題」、環境保全」の有るべき姿を掴んでください。

環境問題は人間が都市生活を始めた、古代都市にもすでにあったのです。ゴミ問題、水質汚濁そして大気汚染問題など、歴史の教科書に記載されていますが、本当の意味で、これを解決しようとし、対策を講じ始めたのはつい最近といってもよいほど新しい研究分野です。経済活動全般および生産部門でも、「環境」は重要なテーマとなっています。自然と都市の環境問題の接点として生まれた、この学科専攻で、自然のリサイクルとしての、「水質浄化」機構の仕組みを学びませんか。地球・自然・環境・水に興味のある学生は是非。
 
   
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