
フローインジェクション分析(FIA)法では,キャリヤー溶液と試薬溶液を一定流速で流し,キャリヤー溶液にサンプル溶液を注入して,サンプル濃度に比例したFIAピークを得る。しかし,通常は試薬溶液を常に流すことになり,特に反応時間が長い反応系を扱う場合は,試薬の消費量が反応時間に比例して増大してしまう。そこで本研究では,反応溶液をループ内に隔離することにより,流れが止まった状態で反応を促進させ,この間,ポンプを止めて試薬を流さない方法を考案した。ループを2つ設置し,時間差を生じさせることにより,サンプル処理の効率化も図った。この方法をストップト-イン-デュアルループ フロー分析(SIDLFA)法と呼ぶ。SIDLFA法によるバナジウムの接触分析法を開発した。分析プロトコルをタッチスクリーンで簡単に設定することができる自動化SIDLFA装置も設計した。
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