近年、アスコルビン酸(AA)とシステイン(Cys)は薬学、食品化学の分野で添加物として用いられ、その分析ニーズが高くなっている。AAとCysは1,10-フェナントロリン(phen)共存下でFe(III)を定量的に還元し、Fe(II)-phen錯体(λmax=510nm)を生成させる。この系においてCu(II)の存在、非存在下では両者によるFe(III)の還元反応速度が著しく異なることを見出した。本研究ではこの反応速度差を利用し、ダブルフローセルを用いるFI同時定量を開発した。